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未経験からのIT転職、最初の3ヶ月でやるべきこと【現役の課長が解説】

📂 IT派遣・転職 • 最終更新 2026-06
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中卒のN(@jhs_se)
中学はオール1。求人票の「大卒以上」で弾かれ続けたフリーターから、IT派遣に入って、最後は大手通信の課長まで。派遣のまま年収1,400万まで行った時期もある。現場で後輩を何人も見てきた。
未経験でIT転職に成功した。おめでとう。でも、本当の勝負はここからだ。俺が現場で見てきた限り、入った人の多くが、半年以内に静かに辞めていく。逆に、3年後にまったく別人みたいに伸びる奴もいる。差がつくのは、最初の3ヶ月だ。この記事では、その3ヶ月で何をやればいいかを、3つに絞って渡す。

「入れた」と「続けられる」は、別の話だ

まず、正直に言っておく。IT未経験で「内定が出た」「派遣の現場が決まった」というのは、ゴールじゃない。入り口に立っただけだ。マラソンでいえば、スタートラインに並んだ状態。ここから走るのは、これからだ。

俺は現場で、新しく入ってきた未経験の人を、何人も見てきた。最初はみんな、やる気がある。でも、半年たつと、けっこうな数が消えている。理由はだいたい、この3つだ。

  • 言葉がわからなくて、ついていけない。先輩が「そのサーバ、再起動かけといて」と言う。何のことか1ミリもわからない。質問するのも怖くて、わかったフリをする。それが積み重なって、毎日がつらくなる。
  • 「自分はできない」と思い込む。まわりの先輩がスラスラ作業しているのを見て、「自分には向いてない」と勘違いする。本当は、先輩も最初は同じだっただけなのに。
  • 何を勉強すればいいか、わからない。家に帰っても、何から手をつければいいか見当がつかない。だから何もしない。半年たっても、入った日と同じ自分のまま。気持ちだけ焦る。

逆に言えば、この3つを最初の3ヶ月でつぶせば、続けられる。辞めずに続けられた人だけが、1年後・3年後に単価を上げていける。だから、最初の3ヶ月が全部なんだ。

💡 ポイント:未経験ITで一番危ないのは「能力不足」じゃない。「言葉がわからないまま放置して、自信をなくす」こと。能力は後からついてくる。最初の3ヶ月は、能力より「辞めない仕組み」を作る期間だと思っていい。
信頼 時間 1ヶ月目 2ヶ月目 3ヶ月目 手を動かす量 前のめり+素直さ 現場で覚える 昼に触り、夜に確認 資格と並走 CCNAに向けて始動
最初の3ヶ月の流れ。やることを1つずつこなすほど、先輩からの信頼が右肩上がりに積み上がる。

最初の3ヶ月でやるべきこと、3つだけ

あれもこれもやろうとすると、全部中途半端になって潰れる。だから3つに絞った。この3つだけを、まずやればいい。

その1:手を動かす量で、信頼を取る

未経験のうちは、知識では先輩に勝てない。当たり前だ。じゃあ何で評価してもらうか。「動く量」と「素直さ」だ。これは知識ゼロでも、今日から出せる。

たとえば、こういうことだ。頼まれた作業は、すぐやる。やったら「終わりました、次は何をしましょうか」と自分から聞きにいく。わからない言葉が出たら、その場でメモして、家で調べる。これだけで、先輩からの見られ方が変わる。

俺が現場で「こいつは伸びるな」と思った後輩は、全員これができていた。逆に、頼まれたことだけやって、終わったら黙ってスマホを見ている奴は、半年で消えた。能力じゃない。「前のめりかどうか」を、先輩は毎日見ている

その2:現場で覚える。参考書だけで覚えようとしない

未経験の人がよくやる失敗が、「まず本を全部読んでから動こう」とすることだ。気持ちはわかる。でも、それだと一生スタートできない。ITは、本を読むより、実物を触ったほうが100倍はやく覚える

たとえばネットワークの設定。本で「IPアドレス」の説明を10回読んでもピンとこなかったのに、現場で実際に機器に設定を打ち込んで、画面に「通信OK」と出た瞬間、一気にわかる。「あ、これがさっき本に書いてあったやつか」と、本と現実がつながる。

だから、こうする。昼は現場で実物を触る。夜に、その日わからなかった言葉を本で確認する。この順番だ。本が先じゃない。現場が先で、本は答え合わせ。この順番にするだけで、覚える速さが何倍も変わる。

📌 具体的なやり方:小さいノート(スマホのメモでもいい)を1冊用意する。現場で出た「わからない言葉」を、その日のうちに全部書く。夜、それを1個ずつ調べて、自分の言葉で1行説明を書き足す。これを3ヶ月続けると、ノートが自分専用の辞書になる。これが効く。

その3:資格の勉強を、現場と並走させる

3つ目は、資格だ。ただし「資格を取ってから現場に出よう」じゃない。現場に出ながら、同時に勉強する。並走させるのがコツだ。

俺が最初に取ったのは、CCNA(ネットワークの入門資格)。参考書は¥3,800の黒本1冊。現場でルーターやスイッチ(通信をつなぐ機器)を触りながら、夜に黒本を読んだ。すると、本に書いてあることと、昼に触った機器が、頭の中でつながる。だから理解がはやいし、忘れない。

資格は、中卒・未経験にとって特別な武器だ。学歴の壁を、物理的に飛び越えられる。「大卒以上」と書かれた壁を、「CCNA持ってます」の1枚で迂回できる。しかも、資格は単価に直結する。同じ作業をしていても、資格があるかないかで、もらえる金額が変わってくる。俺はこれで、派遣のまま単価を上げていった。

勘違いしてほしくないのは、資格は正社員になる切符じゃないということ。あくまで「派遣の単価を上げる武器」だ。でも、未経験の最初の3ヶ月で1個目の資格に向けて動き出せると、その後の伸び方がまったく変わる。

続く人と、辞める人の決定的な差

最後に、いちばん大事な話をする。続く人と辞める人の差は、頭の良さでも、学歴でもない。たった1つ、「わからないことを、わからないと言えるか」だ。

辞めていく人は、わからないことを隠す。「こんなことも知らないのか」と思われるのが怖くて、わかったフリをする。でも、ITの現場は、わかったフリが一番きらわれる。なぜなら、わかったフリで作業を進めると、大きな事故につながるからだ。サーバを1個止めるだけで、何万人の通信が止まることもある世界だ。

逆に続く人は、平気でこう言う。「すみません、それわからないので教えてください」。最初は勇気がいる。でも、これを言える人は、先輩からかわいがられる。教えてもらえるから、伸びる。伸びるから、続けられる。「知らないと言える素直さ」が、最強の生存スキルなんだ。

俺自身、中卒で言葉も何も知らないところから始めた。最初の頃は、わからないことだらけで、毎日が冷や汗だった。でも、わからないことを正直に聞き続けたから、ここまで来られた。頭が良かったわけじゃない。素直に聞いて、手を動かし続けた。それだけだ。

💡 ポイント:「こんなことも知らないのか」と思われるのは一瞬。でもわかったフリで事故を起こすと、信頼を失うのは一生。最初の3ヶ月こそ、堂々と「わかりません」と言っていい時期だ。新人の特権だと思って、使い倒せ。

そもそも「入り口」で迷っているなら

ここまでは「IT転職に成功した後」の話をしてきた。でも、もしあなたがまだ入り口で迷っているなら——「未経験で、どこから入ればいいかわからない」なら、まずそこを片づけよう。

中卒・高卒・未経験で、ITの現場につながりやすいのは、IT専門の派遣会社に登録するルートだ。直接応募だと学歴フィルターで弾かれやすいが、派遣会社経由なら「現場で動けるか」で見てもらえることが多い。登録はどれも無料。担当者が現場を紹介してくれる。

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📌 今日の一歩:紙に1行だけ書く。「最初の3ヶ月は、わからないことを隠さない」。スマホのメモじゃなく、紙に手で書いて、机に貼る。3ヶ月後、まだ続けられていたら、あなたはもう「続く側」の人間だ。あとは時間が、勝手にあなたを引き上げてくれる。

「中卒の俺が、どう這い上がったか」全部書いた

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